2016年09月26日

心筋梗塞の重大原因「動脈硬化」を防ぐ魚油のEPAを積極的に摂る

心臓病を防ぐ毎日の食習慣が重要

日本人の死亡原因の上位3つといえば、ガン、心臓病、それに脳梗塞などの脳血管疾患です。このうち動脈硬化によって起こる心臓病と脳血管疾患による死亡者数を合わせると、1位のガンの死亡者数に匹敵します。

肥満(特にお腹が出ている)は、動脈硬化の進行が早い

全身に酸素や栄養を運ぶ動脈は、血管壁が厚くなったり硬くなったりすると、血液の流れが悪くなります。この状態を動脈硬化といいます。

心臓の冠動脈に、この動脈硬化が起こると、心臓の働きが低下します。その結果、不整脈が起こりやすくなって、狭心症や心筋梗塞といった命にかかわる心臓病に進む危険が大きくなるのです。

心臓の働きを低下させないために重要なのが、毎日の食生活です。心臓病の診断を受けた人でも、食事の内容を改善すれば、病気の進行を抑えられ、発作を起こす危険も少なくなるのです。食生活で大きな柱になるのは、次のようなことです。
  • 食べすぎをやめ、肥満を防ぐ
  • さまざまな食材を使って栄養バランスをよくする
  • 甘いものや酒を控える
さらに、最近では、心臓病の予防食として「おさかなすきやね」という合い言葉が提唱されています。これは、心臓病予防に役立つ食材の頭文字を並べたものです。

「お」→お茶

緑茶に含まれるカテキンには、体内の余分な脂肪の増加を防ぎ、心臓病を引き起こす血血栓ができるのを防ぐ働きがある。

「さ」→魚

魚に含まれる脂肪や、イカや貝類に含まれるタウリンには、体内の脂肪を減らす効果がある。

「か」→海藻類

ミネラルや食物繊維が豊富で、生活習慣病予防に役立つ。

な「ナットウ」

大豆や納豆・豆腐・豆乳などに含まれるイソブラボンやサポニンという成分は血液をサラサラにする作用がある。
発酵黒豆の無添加エキスがおすすめです。血圧や血糖値を下げる効果が期待できます。

「す」→酢

塩分を排泄して高血圧を防ぎ、悪玉LDLコレステロールの酸化抑制作用もある。
黒酢が特に効果大です。

「き」→きのこ

豊富な食物繊維が体内への脂肪の吸収を抑え、腸内の悪玉コレステロールを排泄させる。

「や」→野菜

ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、血液中の悪玉コレステロールや余分な塩分を排泄する働きがある。

「ね」→ねぎ

玉ねぎや長なぎに含まれるイオウ化合物は血液をキレイにして血栓をつくりにくくする。
血液をさらさらにして動脈硬化を防ぐ
こうした「おさかなすきやね」という合い言葉の中でも注目すべきは、「魚」です。なぜなら、心筋梗塞をはじめとする心臓病の予防食で特に注意を要するのが、脂質のとり方だからです。脂質のとり方次第では、心臓病の元凶である動脈硬化が促進します。

心臓の冠動脈に、肉や卵に豊富な飽和脂肪酸がたまる動脈硬化がおこり、狭心症や心筋梗塞につながりやすくなるのです。

食べ物に含まれる油は、脂肪酸の性質によって、飽和脂肪酸の多いものと不飽和脂肪酸の多いものに分けられます。

飽和脂肪酸は肉や卵に多く含まれ、不飽和脂肪酸は魚や植物に多く含まれています。飽和脂肪酸をとりすぎると、血液中にコレステロールや中性脂肪が増え、血液がドロドロになり、血流が悪くなります。また、血管壁に沈着したコレステロールが酸化すると、血管壁が肥厚したり傷ついたりして、動脈硬化が進行してしまいます。

ですから、飽和脂肪酸の豊富な肉や脂身は、控えめにとらなければいけません。

魚油は血管と血液を若返らせる


一方、不飽和脂肪酸は、血管を若返らせ、血液のドロドロ状態を改善し、血流をよくして動脈硬化を防ぐ働きがあります。

さらに、不飽和脂肪酸の中でも、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす効果が顕著なのは魚油です。その魚油とは、青背の魚(サバ、サンマ、イワシ、アジなど) に豊富に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸) とDHA(ドコサヘキサエン酸)です。

悪玉コレステロールは、肝臓から血液に溶けて全身に運ばれ、細胞膜やホルモンの材料などに使われます。このとき、使われなかった余分な悪玉コレステロールを肝臓に戻すのが、善玉コレステロールです。心筋梗塞を起こしたことのある人は、善玉のコレステロール値が低いことがわかっています。つまり心筋梗塞の新たな発症や再発を防ぐためには、惑玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす必要があるのです。

EPAやDHAには、悪玉コレステロールと中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす作用があります。そのため、心筋梗塞を引き起こす動脈硬化の予防にも改善にも大いに役立つものと考えられるのです。特にEPAは、血管を柔軟にして血流を促したり、血液中の惑玉コレステロールや中性脂肪を減らしたりする働きに優れています。


また、DHAは、脳に出入りできる数少ない物質の1つで、脳を若返らせる働きや視力を高める働きのあることが確認されています。

心臓病や生活習慣病を予防・改善するためには、飽和脂肪酸1に対して、不飽和脂肪酸2の割合でとるのが望ましいとされています。毎日の食生活ではそう厳密に考えず、魚と肉を2対1の割合で食べるように心がければいいでしょう。

動脈硬化を防ぐ定番の EPA の10倍も多い「マンボウの肝油」
posted by 突然死 at 15:30 | Comment(0) | 突然死の予防
2016年03月11日

突然死のサインを見逃さない

突然死というと、まるで何のまえぶれもなく、唐突におそってくるように思われますが、けっしてそうではありません。いわゆる突然死で亡くなった人のうち、3人にひとりは、家族に何らかの体の異常を話していたといいます。
またなかには、本人が異常を感じていながら、それを口にしないうちに最悪の事態に至ってしまったケースも多いと考えられます。
突然死に至るまでには、ほとんどの場合、何らかのサインがあるはずです。それは、たとえば「頭痛がする」「胸が痛い」「手足がしびれる」といった症状です。もちろんこれらの症状は、もしかしたらそれほどの大事には至らない、比較的軽い体調不艮であるかもしれません。しかし、自分で判断してはなりません。まず定期検診を受けて、自分の体の状態を監視することです。そして、もし何らかの不調を感じたならば、すみやかに医師の診察を受けるようにしてください。とくに問題のない不調であることが確認できれば、それはそれで幸いなのですから。
posted by 突然死 at 19:48 | Comment(0) | 突然死の予防

ビタミンB6とマグネシウムが大切

突然死を招く最大の原因は動脈硬化ですが、動脈硬化は、年齢とともに進むというより、むしろ生活習慣によって進行するものです。
したがって、突然死を防ぐ最善の方法は、ふだんの生活から動脈硬化を予防・改善することにあるといえます。とりわけ、食生活を工夫することが大切です。

動脈硬化を予防・改善するために、まず積極的に取りたいのはマグネシウムを多く含む食品です。マグネシウムには、心臓の働きをよくして不整脈を防ぎ、同時に血管をしなやかにする効果があるからです。
マグネシウムは、ゴマ、ワカメ、ヒジキ、明太子、きな粉などに多く含まれています。ただし、マグネシウムには単独では体内に吸収されにくいという性質があるので、マグネシウムの吸収力を高めるビタミンB6を含む食品といっしょに取るとよいでしょう。ビタミンB6を多く含む食品は、ニンニク、マグロ、鵡荊肉、サケ、カツオなどです。
posted by 突然死 at 19:44 | Comment(0) | 突然死の予防